愛媛みかん 直売 |
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信介農園 |
みかん・柑橘の種類、栽培、病害虫などの用語集です。 |
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【あ】 【か】 【さ】 【た】 【な】 【は】 【ま】 【や】 【ら】 【わ】 | ||
項 目 | 説 明 | 区分 |
【さ】 |
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採果はさみ (さいかはさみ) | 果実を収穫するためのハサミです。 いろんな形状・種類があります。 デコポンのように、軸の元が複雑な形のみかんを収穫するために、デコポン用のハサミも販売されています。 |
道具 |
サビダニ | ダニの一種。 加害されると、みかんの皮がガサガサの茶色に変色し、商品価値がなくなります。 ダニカット、ダニエモンなどのダニ剤により、防除します。 |
病害虫 |
ザボン | 柑橘の一種。 【ブンタンとザボンについて】 1772年、中国の船が難破して、鹿児島県阿久根市の海岸に漂着しました。 地元の人達の手厚い救援活動などに感動した、船長の「謝文旦」さんが、お礼にと、2種類の柑橘を残したそうです。 中の果肉が赤紫色のものを前の2文字をとって謝文(シャブン→ジャブン→ザボン)、果肉が淡黄色のものを後ろ2文字で文旦(ブンタン)と呼ぶようになったそうですが、名前の由来は、中国の俳優の名前から来たなど、他にもいくつかの説があるようです。 |
品種 |
三脚 (さんきゃく) | 足が3本の、脚立(きゃたつ)のような道具です。 畑の地面は平らではないため、4本足の脚立では、うまく設置できませんので、3本足の三脚を使用します。 摘果、収穫、剪定など、大きな木で、地面から手が届かない場所での作業に使用します。 |
道具 |
サンフルーツ | 甘夏の一種です。 普通の甘夏に比べ、皮の表面が比較的ツルツルなのが特徴です。 |
品種 |
【し】 |
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鹿 (しか) | 奈良にたくさんいる動物の鹿です。 柑橘栽培でも特に問題になっています。 新芽を食べ尽くし、唾液に含まれる成分で、枝が枯れてしまいます。 特に苗木では全滅状態になりますが、成木でも大きな被害があります。 |
その他 |
軸腐病 (じくくされびょう) | 貯蔵中の柑橘が、その軸の部分から腐って、腐敗が広がっていく病気です。 その病原菌は、黒点病の菌と同じものだといわれています。 |
病害虫 |
自己摘芯 (じこてきしん) | 苗木を育成する場合、芽が出て軸が延びていったとき、葉っぱを数枚〜10枚程度残して、そこからハサミで切り、また新しい芽を出させる作業をします。 これを「摘芯」といいます。 この作業をする前に、苗木が自分で自然に芽の先端をポロッと落としてしまうを、「自己摘芯」といいます。 「モロ」などの品種は、自己摘芯が盛んなので、人工的に摘芯をしなくてもいいほどだと言われています。 |
栽培 |
ジマンダイセン水和剤 | 主に黒点病の防除に使用します。 1ヶ月または200mmの降雨がある毎に散布します。 |
農薬 |
じゃばら | 和歌山県北山村原産の柑橘です。 ユズの風味と、食べた後には、ヤマモモのような香りが口に広がります。 花粉症の症状の軽減に効果があるのではないかと期待されている、注目の柑橘です。 |
品種 |
十万温州 (じゅうまんうんしゅう) | 1月以降の特に遅い時期に出荷される、晩生の温州みかんの品種の一種。 徳島県などで、多く栽培されています。 |
品種 |
樹冠上部摘果 (じゅかんじょうぶてっか) | 摘果作業の方法の一種。 特に豊作年には、余分な果実がたくさんなります。 そのままでは来年に実が成る新芽の量が確保できないため、摘果作業をするのですが、小さい果実、大きすぎる果実、枝の奥の日当たりの悪い果実、などと細かく選んで摘果していると時間がかかりすぎます。 そこで、芽の出やすい木の上部1/3または1/2程度になっている果実を、手当たり次第、全量摘み落とします。 この摘果の方法を、樹冠上部摘果といいます。 |
栽培 |
ジューシーオレンジ | 河内晩柑の別名です。 河内晩柑は、他にも、美生柑、天草晩柑、宇和ゴールド、愛南ゴールド、夏文旦、などの呼び方があります。 |
品種 |
珠心胚実生(しゅしんはいみしょう) | 柑橘類には、ハッサクや伊予柑のような単胚性のものと、温州みかんのような多胚性のものがあります。 多胚とは、ひとつの種子の中に、複数の胚(芽)があるものをいいます。 例えば温州みかんのひとつの種子には、およそ20個の胚があるのですが、花粉によって受精した胚(受精胚)はその20個の中の一つしかなく、他の胚は受精していません。 その、受精していない胚のことを、「珠心胚(しゅしんはい)」といいます。 珠心胚は、受精していないので、他の影響を受けず、母親(この場合は温州みかん)そのものの性質をそのまま受け継ぐクローンとなります。 この珠心胚からできたものを「珠心胚実生(しゅしんはいみしょう)」といいます。 温州みかんには、ほとんど種はありませんが、その種の一粒には1個の受心胚と20個ほどの珠心胚が入っていることになります。 たとえば、温州みかんに他の柑橘の花粉を受精させ、別の新品種を作ろうとした場合、種子1個の中には1個の交雑されて受精した受精胚と、受精していない20個ほどの珠心胚が存在し、母親のクローンである珠心胚が、新しい受精胚の生育の邪魔をするので、結局は珠心胚の性質をもつもの(この場合は温州みかん)ができ、新しい品種ができることはまずありません。 柑橘には、このような性質があるので、ほかの果樹に比べて交雑育種(新品種の開発)が遅れました。 ところが、母親のコピーのクローンであるはずの珠心胚実生ですが、ときどき、突然変異で母親とは異なった性質のものができることがあります。 この性質を利用してできた新しい品種には、興津早生(宮川早生の珠心胚実生)、湘南ゴールド(黄金柑の珠心胚実生)、愛媛中生(南柑20号の珠心胚実生)、はるか(日向夏の珠心胚実生)、などがあります。 |
栽培 |
じょうのう | みかんの皮をめくった中の、果肉を包んでいる薄い袋のことです。 温州みかんなどは、じょうのうごと食べられますが、文旦や甘夏などはじょうのうは厚いため、食べられません。 またその中の1粒1粒のことを「砂じょう(さじょう)」といいます。 |
その他 |
除草剤 (じょそうざい) | 雑草を枯らしてしまう薬剤です。 草刈りなどの作業を軽減するために、雑草の葉面に散布します。 何でもかんでも枯らしてしまう非選択性のものと、たとえば芝生は枯らさないけどその間に生えている雑草は枯らす、などの狙い撃ちができる選択性のものがあります。 その他にも、葉っぱにかけるタイプや、地面にかけるタイプ、また、科学的な分類による種類など、さまざまな種類の除草剤があります。 |
農薬 |
不知火 (しらぬい) | 「デコポン」の方がよく知られている名前です。 元々は、不知火の中でも、糖や酸など熊本県での基準が一定以上のものを、「デコポン」と呼んでいましたが、今ではデコポンの名前だけがよく使われるようになってきています。 |
品種 |
新甘夏 (しんあまなつ) | 甘夏の一種。サンフルーツ。 普通の甘夏に比べ、皮の表面が比較的ツルツルなのが特徴です。 |
品種 |
【す】 |
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スイートスプリング | 温州みかんとハッサクを交配させてできた柑橘です。 見かけはハッサクに似ていますが、中身の味は温州みかん以上に甘いです。 皮は硬くて手ではむけませんが、酸味がほとんど無くて、酸っぱいのが苦手な方に、特にオススメのみかんです。 12月のまだ青い時から、2月頃に完全着色するころまで、美味しく食べられます。 |
品種 |
スピードスプレーヤー | タンクローリーのような形をした、乗用型の農薬散布機です。 運転席の後方にあるタンクから、農薬を扇状に左右と上方にノズルで噴射するようになっています。 スプリンクラーに比べると、葉っぱの裏面にも薬剤がかかりやすいのですが、機械が大変に高価なのと、かなりの平坦地でないと走行できない事、作業時間が若干多くかかる事などが難点です。 |
その他 |
スプリンクラー | 「クーラー」と呼ぶ場合もあります。 潅水や農薬の散布に使用します。 手散布に比べると、圧倒的に作業時間が短くて済みます。 また、スピードスプレーヤーのように運転する必要も無く、作業者に農薬がかかるリスクも軽減されることや、どんな急斜面でも設置できることなどが特長です。 その一方、葉面の裏側には薬剤がかかりにくい、散布量が多く必要、配管のパイプが草刈り作業の障害になる等の欠点もあります。 |
その他 |
スリップス | アザミウマのことです。 1ミリ程度の小さな虫で、チャノキイロアザミウマ、ミカンキイロアザミウマなどが、柑橘の果実に対して加害します。 防除には、ダントツ、スピノエース、アクタラ、などが用いられます。 |
病害虫 |
【せ】 |
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生理落果 (せいりらっか) | 花が咲き、数mm程度の小さな果実がなってから、自然に実が落ちる現象です。 柑橘の生理落果には、1次落果と2次落果があります。 1次落果とは、花びらが落ちた直後に、軸ごとポロッと落ちることで、 2次落果とは、その後に、軸の房の部分を残して、果実だけが落ちることです。 2次落果が終わってから、摘果作業にとりかかります。 |
栽培 |
せとか | デコポンとならび、現在もっとも有名になった高級柑橘の一種です。 清見とアンコールオレンジを掛け合わせたものにマーコットオレンジを交配させてできた品種です。 皮は簡単に手でむけ、中の袋は非常に薄くてそのまま食べられ、種もほとんどありません。 オレンジの香りと、非常に濃厚な味で、とても美味しいです。 |
品種 |
セミノール | アメリカ・フロリダ州でダンシー・タンジェリンとダンカン・グレープフルーツを温州みかんを掛け合わせてできた柑橘です。 皮の表面が滑らかで、きれいな赤橙色をしています。 |
品種 |
剪定 (せんてい) | 込み合った枝や長く延びすぎた枝などを切り落とし、木の全体に日光が当たるようにしたり、新しい芽をふかせたりする作業です。 切る場所により、切り返し剪定、間引き剪定に分かれます。 剪定の仕方によって、果実の品質にも大きな影響を及ぼします。 |
栽培 |
剪定ばさみ (せんていばさみ) | 剪定作業に使う、ハサミです。 握力で力まかせに切るのではなく、左手で切る枝をハサミの刃の向こう側に押すように しながら、右手でハサミを握ると、軽い力で切断できます。 |
道具 |
【そ】 |
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そうか病 | 果実の表面に、茶色の粒々の様なものが付着したような感じで、ザラザラの金平糖のようになってしまう病気です。 商品価値は著しく低下します。 防除には、デランフロアブル、ストロビー、などが効果的です。 |
病害虫 |
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